生環境構築史

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生環境構築史概念図/Diagram of the Habitat Building History/生环境构筑史概念图



生環境構築史とは何か。それは、地球に生存する人類の歴史とその未来を、構築様式(=Building Mode)という新しい歴史観からとらえ直そうとする考え方である(詳しくは「生環境構築史宣言」を参照のこと)。

構築様式とは、文字通り人類が自ら生き続けることを目指して作り出してきた、地球上の構築活動の類型をさしている。いうまでもなく地球は、人類がのちに生まれることを前提に誕生したわけではないし、人類が存在しなくてもその活動は続く。つまり、地球の上では、人類は生存可能な環境を地球上で発見・構築・改変しえたときのみに生きることができたのだ。それは大きく以下の段階をもつ。

まずは構築様式0、地球それ自体である。

構築様式1から人間の活動が入り込む。構築様式0の合間から人類がその生存にとってより適切な環境を築くための素材を身近な自然物から発見し、それを身体の機能の拡張から始まったような技術を用いて改変していった段階である。

次に来るのが構築様式2。ここでは各地域間の闘争を含む素材と技術の交流を通して富が移動し蓄積され、とりわけ蓄積が進んだ地域でさらに高機能な技術が生み出され、いわゆる文明が発生した。

そして今、大きな課題となっているのが構築様式3である。それは産業革命以降にはっきりと現れた大地と文明との拮抗的な関係であるといってよい。人類文明はとうとう地球=構築0からの完全な自立を目指して超高層都市を建設し、宇宙にまで飛び立とうとしたのである。資本をエンジンとするその様式において地球は消尽される材料と燃料に成り果てつつある。それははたして望まれるべき未来だったのだろうか。

構築様式4は、それ以前の諸技術を起点としつつも、材料と燃料が無尽蔵であるという構築3の基本的な考え方を捨て、地球=構築0との動的平衡関係を再び取り結びうるような未知の様式である。

ではいったい、それはどのようなものなのだろうか。

生環境構築史は、この構築様式4の展望をめざす多面的な運動体である。

(生環境構築史同人)

協賛/SUPPORT サントリー文化財団、一般財団法人窓研究所 WINDOW RESEARCH INSTITUTE