第4号 特集:構築4の庭へ Imagining the Gardens of Building Mode 4 走向构筑4之庭
人でなしの庭──更新世再野生化の試み
松田法子【HBH同人】
The Garden of the Inhuman: An Attempt at Pleistocene RewildingNoriko Matsuda【HBH editor】
非人之庭——在更新世尝试进行再野生化
There is a land, fifty kilometers north-east of Amsterdam, about 30 minutes drive from the urban area, where we can find wild animals running around, over one thousand horses and three thousand red deer. This is Oostvaardersplassen. There are also a variety of birds, including some rare species, and small predators, such as foxes.
This new wild land was created from an abandoned polder. A part of Lake Marker, which supplies water to the Amsterdam canals, was drained in 1968 due to the rise in population after the second World War. However, the development was paused and people abandoned the place. Soon, a variety of plants sprouted, and migratory birds formed a colony. Next, bird species rarely seen in the Netherlands, such as Platalea leucorodia and Panurus biarmicus, were spotted. Even species that had disappeared from the Netherlands a long time ago, such as Anser anser, Ardea alba, and Haliaeetus albicilla, the largest eagle in Europe, came back to breed.
The developed land of 5,600 hectares was comprised of reclaimed land, wetland that wasn’t finished draining, and sections of land that were left under water. It unexpectedly became the basis for a strong ecosystem. Groups of large herbivores were released there, starting with Heck cattle in 1983. Konicks were added in 1984 and red deer in 1992. The number of breeds increased tremendously, and this small, infilled land became the largest wild horse colony in the world. These animals are proxies for extinct large herbivorous species from the distant past.
An experimental intention was behind this project to introduce large species to Oostvaardersplassen: Pleistocene Rewilding. It was to learn about the environment and landscape in Europe during the transition from the Pleistocene to the Holocene era, which is an epoch before humans significantly altered the natural environment. The research attempted to understand how the wild animals were shaping the vegetation in the given environment, and to test a hypothesis that the old European landscape was open pasture, instead of the widely accepted assumption of it having been full of virgin forests. The Oostvaardersplassen project was led by Dr. Frans Vera, a biologist from the Netherlands.
In the Netherlands, where the majority of the land is artificial, this new wild nature was unintentionally born from abandoned land close to the city. The Oostvaardersplassen project let animals control the environment without human intervention, and this could result in changing a part of our history of nature. In this article, we examine the project’s landscape without humans, and understand what it means to practice Pleistocene Rewilding.
(Translation by Mimu Sakuma)
[2022.5.6 UPDATE]
アムステルダムから北東50km、車で30分ほどの湖畔に、1,000頭以上の野生馬や3,000頭のアカシカが駆ける土地がある。オーストファールテルスプラッセン(Oostvaardersplassen/OVP)だ。
希少種を含む多数の鳥類が繁殖し、アカギツネなどの小型捕食動物やビーバーもいる。多様な大きさの、きわめて多種にわたる水生生物と陸生生物が旺盛に活動する土地。
ここは、人為をきっかけとする「あたらしい野生の地」だ。
オーストファールテルスプラッセンについて初めて知ったのは、オランダ映画『あたらしい野生の地──リワイルディング(The New Wilderness)』を通じてのことだった(原題:De Nieuwe Wildernis、監督:マルク・フェルケルク、制作:EMS FILMS、2013)。あくまで非公開の保護区であるOVPの運営者たちは映画制作に消極的で、撮影を開始するまでに約10年がかかったという。完成した映画はオランダで70万人を動員する大ヒット作となり、それまでほとんど知られていなかったオーストファールテルスプラッセンの存在と生態系の姿がおおやけにされた。
この映画を日本に持ち込んだのは、詩人で比較文学研究者の管啓次郎さんと、写真家で映画監督の赤阪友昭さん。東日本大震災から5年後の2016年3月11日に、明治大学で「希望としてのRewilding」というシンポジウムがあった。そのときわたしも少し壇上にあげてもらったのだが、字幕もつく前の映像をここで観たのが最初だった。OVPという土地のシステム全体の表現を試みたというこの映画の日本公開イベントに、それからいくつか同行した。この記事は、まず映画『リワイルディング』の日本公開に尽力された赤阪さんと管さんのおかげで書かれるものだ★1。そしてこの報告には、赤阪友昭さんの撮影(2015年夏)による、OVPの貴重な内部写真も掲載する(OVPは9割以上が非公開区域で、一般には立ち入ることができない)。
本号編集過程での意見交換を通じて、わたしが生環境構築史で考えてみたいと思った庭の像とは以下のようなものだった。
・人と人以外の存在が共同で何かをつくりあげていくような場(共同の作業場・実験場)
・継続的な実践の場
・世界とつながる場/世界の縮図
・ある程度囲われた領域(何らかの外縁をもつ)
・馴致・管理のベクトルと、野放図のベクトルの両方がある場所
・完成・失敗・変化のいずれもの可能性がある場所
・変化し続ける生命体と持続的に関わるための技術を構築する場
ここで、オーストファールテルスプラッセンのことを鮮やかに思い起こしたのである。
*
オランダに出現した新しい野生の地は、放棄された干拓地から始まった。
マルケル湖の一隅を、1968年に排水してつくり出された土地。戦後の人口増加の時代、OVPの干拓地は工業団地と農業用の温室地帯へと開発されるはずだった。しかし周辺よりも土地が低かったために排水が難しく、工事は中断されて土地はしばらく放置された。
約56平方キロの干拓地から人が去った。東京都内で言えば(区の中で最も広い)大田区ほどの面積。そこは、干拓が完了した陸地、水が抜け切らなかった湿地、水面のまま放置された区画という、異なる環境条件を備えた一帯になった。
ほどなく、アシやイグサ、ヤナギなど多種の植物が芽吹き、渡り鳥のガンがコロニーを形成した。次いで、ヘラサギやヒゲガラなど、オランダでは非常に珍しくなっていた鳥類がやってきた。さらには、ハイイロガン、ダイサギ、そして翼を広げると2~2.5mほどになり「空飛ぶ扉」という異名をもつヨーロッパ最大のワシ・オジロワシなど、永らくオランダから姿を消していた鳥たちもここで繁殖するようになった。
放棄された人工の土地が、期せずして、爆発的な生物間相互作用のプラットフォーム、つまり、豊かな生態系へと変化したのだ。
人工の土地に出現した生命の驚異的なほとばしりに、生物学者や生態学者は注目した。1974年には一時的な自然保護区とするところまでこぎ着け、その後の開発計画は見直される。
そして研究者たちはこの新たな生態系をさらに豊かなものとすべく、OVPへの大型草食動物の導入を実行した。
大型草食動物は、生態系のキーストーン種(中枢動物)とされる。キーストーン種とは、少数でも生態系に大きな影響を与える動物のことだ。
大型草食動物たちは、土壌の栄養サイクル、植物の組成とパターン、火災(山火事)の頻度や規模を規定する。特に植物群落の開空度と高さを変化させることで、そこにあるほとんどの植物と動物に影響を与える。植物を食べたり踏みつけたりする行動は、閉じた森林に開放的な部分を生む。そこには光を求める植物が入り込み、その環境を好む生物が集まってくる。大型草食動物の活動で土地の生態系は複雑化し、さらなる生物多様性が生まれるというわけだ。
OVPの創設者たちは政府の助成を得て、海抜マイナス4mのこの干拓地をフェンスで囲んだ。1983年にまず32頭のヘック牛が導入され、1984年にはコニックという小型馬27頭が、1992年には44頭のアカシカが放たれた。
中枢動物たちは爆発的に増加した。コニックは1990年代には1,400頭にもなり、野生馬の世界最大のコロニーに成長した。アメリカ南西部の野生馬の群れでも数百頭を越えないというから、アムステルダムという大都市の近郊に、何と多くの野生馬が生息することか。研究者たちは、馬の社会構造のダイナミズムをOVPで間近に観察できる。
OVPの試みは、現在までにヨーロッパで広げられてきた再野生化(Rewilding)の、最初期の事例に位置づけられる。これまでにオランダやポーランドではヨーロッパバイソンが導入された。人口流出で農村が放棄されたクロアチア山間部のヴェレビトは、オオカミ、ヒグマ、オオヤマネコ、バルカンカモシカやアカシカの保護区とされ、山麓には大型草食動物が移入されて再野生化地域とされた。
「リワイルディング・ヨーロッパ」の事務局は2011年にオランダ内陸部のナイメーヘンに設立され、ポルトガルのコア谷、ドナウ川のデルタ地帯、南カルパティア山脈など、ヨーロッパ全土9つの再野生化地域で活動中だ。
家畜ないし野生の大型草食動物を土地に少数だけ放つ管理放牧は、じつはヨーロッパにおいて生物多様性獲得の主要な戦略として発達してきた。大型草食動物をデルタ地帯に放つことは、洪水時の氾濫原となる草原に樹木が生い茂ることを防ぎ、氾濫原の流下能力を高めるメリットもある。
その中でOVPは、まるきり人工の土地に成立していること、そして地区内の大型草食動物は、過去のヨーロッパには生息していたが絶滅した動物たちの代理種としてオランダ国内外から導入されたものだという特徴がある。
ヘック牛は、ヨーロッパに存在した野生の牛、オーロックスに近い種を復元しようと1920〜30年代にドイツのヘック兄弟によってつくられた。コニックは、絶滅したターパンという馬の代理種である(ターパンもヘック兄弟によって復元が試みられていた)。 オーロックスとターパンは、例えばラスコーの壁画(1949年に行われた洞窟内木炭の炭素14法による測定値は1万5,516±900年前)に描かれた牛と馬に相当すると考えられている。オーロックスは、後期更新世(約1万3千年前後前)には、アジア、ヨーロッパ、北アフリカに分布していた。
エマ・マリスの言い方によると、OVPで試されたのは「更新世再野生化」とでも呼べる試みだ。
約1万1,700年前に始まった完新世は、更新世最後の寒冷期、ヤンガー・ドリアス寒冷期が終わってから現代までの長い温暖期にあたり、人類が農耕を進める地質学的年代である。OVPの試行は、更新世から完新世に移行する頃の、人間の関与がより限定的だったヨーロッパ、特に西ヨーロッパ温帯地域の生態系の再構築でもある。
人類が自然環境を大きく改変したと考えられているよりも前の地球で、動物と植物がつくりだしていた環境や景観はいかなるものだったのか。それを知るための実験としてオーストファールテルスプラッセンというプロジェクトを牽引した主要人物が、オランダの生物学者フランス・ヴェラである。今回ヴェラにメールで連絡をとり、近年のOVPの様子などについて聞いた(座談「構築様式のモデルとしての庭」も参照)。
ヨーロッパ中西部では、19世紀から20世紀にかけて多くの森林保護区が指定され、そこに生息していた牛や馬は、人間が持ち込んだ外来種とみなされて駆除された。アカシカは森林の再生を妨げない程度に減らされた。
樹冠によって天蓋が閉じられている黒々とした森は、ヨーロッパ中西部の原始のランドスケープとみなされていた。そして、その状態を保全することが当然とされてきたのだ。
しかしヴェラはそうした考えを「古典的森林説」と呼び、従来そこに生息していた大型草食動物を人間が駆逐した結果として草原が高層林に遷移したとする。また、その森からは、大型草食動物たちの生息時には存在したはずの低木のヘーゼルや何種類かのオークなど、光を好む木々が失われているという。
大型草食動物が自由に活動する範囲には、彼ら/彼女らが食さない植物が残されていく。
草食動物の生息密度が高いほど、森林は早く開け、草原へ遷移する。その草原には、トゲや堅い毛をもつなど草食動物が食べられない、あるいは好まない植物の茂みが残る。そしてそうしたやぶの中に生育することで他の植物が生き残る、「植物の抵抗連合」と呼ばれる植生パターンも生じる。
鳥たちがいばらの茂みに種を排泄すると、トゲをもたない幼木なども草食動物に食べられずに育つ。いばらなどの茂みから育った木々が大きくなって今度は暗い森をつくり始めると、光を好むいばら低灌木はそこでは生きられなくなり、いずれ林床の開けた森になる。すると大型草食動物たちは自在に森に入り込んで幼木を食べたり木の皮を剥いだりするため、数百年もすれば森は更新が困難になって消滅し、そこはまた草原に変わっていく。
ヴェラらは、トゲを備えていばらをなす低木種の存在は、大型草食動物と低木種植物の長期にわたる共存の結果だと考えている。
なお、ヨーロッパで発掘されている最も古いオーロックスの化石は23万年前のホルスタイン間氷期のもので、出アフリカを果たした現生人類の共通の祖先グループ、ミトコンドリア・イブは約20万年前のアフリカに存在したとされる。
草原、灌木の疎林、森、そしてまた草原へと、植生が時間をかけてパッチワーク状に遷移していく景観を、ヴェラたちは西ヨーロッパのヒト以前の景観として想定している(なおこれには学会で異論があり、決着はついていない。ただし少なくともOVPでは、更新世代理種の大型草食動物たちが短期間でサバンナのように開けた草原をつくりだすことは証明された)。
それぞれ何頭のシカやイノシシがそこにいるべきか、どんな種類の樹が何本あるべきかといったことまでがきびしく管理されていたオランダの国立公園の運営法に対して、まったく別の方法を示したのがOVPの試みでもあった。そこに「あるべき自然」を人間が管理する方法から、生態系というシステムに土地をゆだね、活発化させる方法である。そしてヴェラの方針は、ヨーロッパ他国の保護区の管理法にも影響を与えることになった。
OVPの大型草食動物たちは、1995年までの冬期は厩舎に収容され餌を与えられていたが、ヴェラの方針が採用されたことで、どんな季節にも野外のみで給餌なしに生きていくことになった。 寒波がオランダを襲った2005年と2010年、OVPでは食べ物を失った大型草食動物の大量死が生じた。これを知った一部のメディアや市民からは、OVPの運営方針に抗議も行われている。最近では2017年の冬にも多数の動物が餓死した。
絶滅した祖先の代わりに導入された大型草食動物たちは、個体数の人為的な制御を伴わずに、野生の自己調整によってOVPで世代を紡いでゆく。そこでは、厳寒期の食料不足、寄生虫、捕食者、同種間の競合、ガンやガチョウなど鳥類も含めた他の草食動物との関係、そして気候変動が、個体数の動態や生息地の利用形態に影響を与える。
再野生化は生態系を活発化させ、ランドスケープにおける人間の支配を減らすことを目的とする。 そのダイナミクスにおいて重要な役割を担う大型草食動物の個体群動態を自然のなりゆきに任せることで、自立的でより高い生物多様性を有する生態系の長期的な実現が期待されている。
将来的にOVPでは、近くに位置するホルステルウォルトHorsterwoldやフェルウェVeluweの保護区と接続することで動物たちの回廊を構成し、ドイツにまで続くより大きな再野生化区域をつくり出すことが構想されている。それは大型草食動物たちの餌場と越冬場所の選択肢を増やし、オオカミなどの捕食者と出会う機会ももたらすのだろう。
国土のほとんどが人工的に生み出された場所でもあるオランダ。首都近郊の干拓放棄地で偶発的に生まれた、新しい野生の地。人間がそこへ限定的に介入することを通じて、またそれによってこそ動植物に委ねられたオーステルファールテルスプラッセンは、自然観や、自然と人間の関係を更新する。 そこは、人によって、人ではないものたちに捧げられた土地だ。 更新世再野生化は、動物の過去と、動物と植物と土地の関係の過去を復元し、人間外の生態系とランドスケープを構築しようとする。 オーステルファールテルスプラッセンでは、ヒト以前の遙か過去が志向されながら、人間の手によって築かれた土地に、人の思念が追求する新しい野生を繁栄させたのだ。
*
ところで近年のOVPには、より人為的な介入も加わり始めている。
1996年にOVPは同地区が位置するフレヴォラント州の営林業局の管理下におかれていたが、2016年には州政府の直轄に移管された。2017年には州議会が、OVPを一般の来客により開放し、区画内の植生も目で見て心地よい公園のようなものに一部つくり変えようという方針を打ち出した。その布石として2018年には、OVPを中心とする一帯の水域と湿地がニーウラント(=ニューランド)国立公園と銘打たれる。
これらに先だって2009年には、鳥類の保護を重要な軸とするEUの自然保護区連合Natura2000の構成地に指定された。2015年以降は鳥類にとってのOVPの価値がより強調されるようになり、31種類の保護すべき鳥のために、排水調整によって地区内の年間水位変動を人工的に最大化することと、大型草食動物の管理が強化された。そもそもOVPにおける大型草食動物の導入は、ガンの餌場になる開けた陸域を継続的に確保することが大きな理由のひとつでもあったのだが、OVPに飛来するようになった5万羽ものガンの実績などから、国際的に重要な鳥類の越冬地とみなされるようになったのだ。
2018年頃からは、前国務長官のピーテル・ファン・ギールをトップとする州の委員会が、アカシカの採食活動が鳥類の餌場に過度に影響を及ぼしているとして、個体数を半分に減らすために妊娠中の雌と仔鹿を主な対象とする射殺計画を指示し、国務院での裁判に及ぶ議論を呼んでいる。コニックも他地への移送などを通じた削減対象となっている。
またその一方では、ガンやその他の鳥類は周辺の開発計画において邪魔物となっている。OVPからわずか5kmの位置にあるレリスタット空港では2019年からの機能拡充が計画され、航空機に対する鳥の危険性が問題視されることになった(アムステルダム最寄りのスキポール国際空港においては、半径20km以内のガチョウを殺処分する義務がある)。
フランス・ヴェラは、このような現在のOVP問題に対して訴訟中である。
注
★1──映画『あたらしい野生の地──リワイルディング』日本語字幕版の上映は現在個別に申し込むことができる。詳しくは赤阪友昭さん(akasaka.tomoaki@icloud.com)までご連絡を(@を半角にしてください)。
主な参考文献・参考情報
●「映画『あたらしい野生の地』マルク・フェルケルク監督インタビュー リワイルディング(再野生化)の必要」聞き手・構成=管啓次郎(『すばる』2016年12月号、集英社)
●管啓次郎+松下加奈編『あたらしい野生の地──リワイルディング』(メジロフィルムズ、2016)
●エマ・マリス『「自然」という幻想』(岸由二+小宮繁訳、草思社文庫、2021)
●Frans W. M. Vera, Grazing Ecology and Forest History, CABI Publishing, New York, USA(2000).
●Frans W. M. Vera, Elisabeth S. Bakker and Han Olff, “Large herbivores: missing partners of western European light-demanding tree and shrub species?” in Large Herbivore Ecology, Ecosystem Dynamics and Conservation, Cambridge University Press, Cambridge, UK(2006).
●Perry Cornelissen, Large herbivores as a driving force of woodland-grassland cycles: The mutual interactions between the population dynamics of large herbivores and vegetation development in a eutrophic wetland, PhD thesis, Wageningen University, Wageningen, NL (2017).
●Vogelwachtflevoland
●Dierbaarflevoland
●Rewildingeurope
●https://www.ad.nl/binnenland/actie-tegen-afschot-duizend-edelherten-in-oostvaardersplassen~aa684941/30-09-2018
●https://nos.nl/artikel/2228954-advies-halveer-aantal-grote-grazers-in-oostvaardersplassen
●https://fauna4life.nl/de-waarheid-achter-de-plannen-rond-de-oostvaardersplassen/
●https://www.trouw.nl/duurzaamheid-natuur/vogels-blijven-punt-van-discussie-rond-lelystad-airport~b729873b/
松田法子(建築史・都市史・領域史)
まつだ・のりこ
1978年生まれ。建築史、都市史、領域史。京都府立大学生命環境学部環境デザイン学科准教授。著書=『絵はがきの別府』(左右社、2012)、共編著=『危機と都市──Along the Water: Urban natural crises between Italy and Japan』(左右社、2017)など。共著=『変容する都市のゆくえ──複眼の都市論』(文遊社、2020)、『フリースラント──オランダ低地地方の建築・都市・領域』(中央公論美術出版、2020)など。
- 庭以前──旧石器人たちの暮らしと空間利用
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Before the Garden: The life and the space utilization of Paleolithic people
/在庭院以前——旧石器时代人类的起居与空间利用
藤田祐樹/Masaki Fujita - 極小の庭──盆栽
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Bonsai as Minuscule Garden
/极小之庭——盆栽
依田徹/Toru Yoda - アヴァン・エディブル・ガーデニング──クリスティン・レイノルズと話す、米国における都市農園の政治
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Avant Edible Gardening: Speaking with Kristin Reynolds on the Politics of Urban Farmingin the United States
/可食用的先锋园艺──对话克里斯汀・雷诺兹,美国都市中的农场政治
マシュー・ムレーン/Matthew Mullane - 人でなしの庭──更新世再野生化の試み
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The Garden of the Inhuman: An Attempt at Pleistocene Rewilding
/非人之庭——在更新世尝试进行再野生化
松田法子/Noriko Matsuda - 座談:構築様式のモデルとしての庭
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The Roundtable Discussion
/座谈:庭院作为构筑样式的模型
平倉圭+青井哲人+日埜直彦+松田法子+Matthew Mullane+藤井一至+藤原辰史/Kei Hirakura+Akihito Aoi+Naohiko Hino+Noriko Matsuda+Matthew Mullane+Kazumichi Fuji+Tstsushi Fujihara
協賛/SUPPORT サントリー文化財団(2020年度)、一般財団法人窓研究所 WINDOW RESEARCH INSTITUTE(2019〜2021年度)、公益財団法人ユニオン造形財団(2022年度〜)